赤ワインの基礎知識

ワイン会Bordeauxでは、参加者の皆様にワインの知識を身に着けていただくことを目的とはしておりませんが、それでもやはりワインについて少しだけ知識があったほうがワインをより一層楽しめるのは事実ですので、ちょっとだけですがワインの基礎知識をここに取りまとめたいと思います。

ワインのアルコールはどこからやってくるのか

ワインというお酒がブドウからできていることは皆さまご存じだと思います。

でも、ブドウにはもともとアルコールは入っていません。

では、ワインのアルコールはどこからやってくるのかというのが最初の疑問になります。

実は、酵母という菌の働きによってアルコールは作られています。

少しだけ化学的な仕組みをご説明しますと、酵母という菌によって、アルコール二酸化炭素に変化させられます。

これをアルコール発酵といいます。

化学式で表しますと、C6H12O6 → 2C2H5OH + 2CO2ということになります。

そして、この酵母という菌は珍しいものではなくて、目には見えませんが、そこら中にうようよいるものなのだそうです。

なので、昔の人々は、化学式は理解していませんでしたが、糖をおいておくとアルコールになるということは経験則として知っていたそうです。

ワインは、ブドウの果汁に含まれる糖を酵母がアルコールにしたものというのがワインに関する最初に知っておいていただきたい知識となります。

 

ワインはブドウ果汁だけから作られるので、ブドウの品種が問われます

レストランでワインを選ぶ際に、種類が多すぎてどれを選んで良いかが良く分かりません。

ワインに関する専門知識を持ち合わせていない一般のかたですと、ワインを選ぶ際に、どのブドウから作られたワインであるかを基準に選定されることをお勧めします。

ワインを造る際には、ブドウだけが原料となっていますから、ブドウがそのままワインの味を決めるといっても過言ではありません。

ワインの味はもとになるブドウが決めるのです。

赤ワインの原料となるブドウの種類には主に次のものがあります。

カベルネ・ソーヴィニヨン

色調が濃くて、タンニン分が豊富です。深みのある色合いで、重厚な赤ワインを作ります。カシスの香りなどと表現されます。

ピノ・ノワール

色調が薄く、タンニン分が少ないのが特徴です。

シラー

タンニンのバランスが良いと評されます。濃い紫を帯びた深い赤色が特徴です。

メルロー

タンニン分が控えめでエレガントな味わいのワインができます。

サンジョヴェーゼ

タンニンが豊富。乞いルビー色を示します。カベルネソーヴィニヨンやピノノワールと比較すると聞きなれない品種かもしれませんが、イタリアでは非常にメジャーな品種です。

 

赤ワインはなぜ赤いのか

ところで、不思議なのは、ワインの果汁は透明なのに、なぜワインは赤いのかという点です。

皮が黒色の巨峰を食べても、中のブドウの身は薄い緑色ですからね。

実は、ワインを作る際には、ブドウの実を果皮ごと発酵槽に入れるのですが、赤ワインを濃く色づかせるためには、ブドウの果皮から色素を抽出するのです。赤ワインが赤いのはブドウの実の色ではなくて、皮の色ということです。